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SANTA(サンタ)とは

私たちがWMSを自社開発した理由

今から遡ること数十年前、データベース言語を用いたデジタル管理を行うことで、誤出荷や在庫差異を格段に減らす高品質な倉庫管理が可能になるのではないかと弊社の代表が着目したのが三協のデジタル管理の始まりです。その頃はまだ、WMSという言葉さえ存在していませんでした。
先進事例が何もない中で、完全独学でデータベース言語を習得、外部のシステム会社にも協力を仰ぎ、倉庫管理のデジタル管理に取り組みました。

しかし、相手はシステムに関してはプロでも物流現場に関してはズブの素人。
こちらの物流課題を何度伝えても意思疎通が図れずこちら側の課題が解決しない、いわば全く使いものにならないシステムが幾度となく提供されました。その都度、「なぜこのシステムでは不十分であるか」「なぜその物流課題が発生するか」を噛み砕いてシステム会社に説明し、実際の物流現場にも足を運んでもらいました。

修正依頼のたびに膨大な時間と費用が発生しましたが、今度こそ現場が劇的に改善するシステムが作れるならと淡い期待を胸に、システム会へ何度もカスタマイズを依頼し続けました。しかしながら、私たちの希望が叶うことは最後までありませんでした。

物流現場で汗を流し、どうすれば物流品質を極限まで高めることができるのかについて、自分事と捉え、情熱を持って本気で取り組んだことのないシステム会社のエンジニアでは、我々が叶えたい倉庫管理を100%実現できるシステムを構築することは不可能であるという結論に達しました。

ここで弊社の代表がひとつの決断を下します。「システム会社で作れないならば、使い勝手の良い完全オーダーメイドのWMSを自社開発するしかない。そのために、現場に精通したエンジニアをゼロベースで育てるしかない。」

企業の戦略、文化、慣習までも考慮し、徹底したカスタマイズ

なぜWMSにカスタマイズが必要なのか

半世紀年以上の間、誤出荷ゼロを絶対理念とし、物流一筋で企業様の倉庫管理をご支援してきた我々の実体験として、物流品質を極限まで高め、誤出荷、在庫差異、未出荷をゼロにするには、WMSに徹底的なカスタマイズを施すしかありません。

実際にこれまで100社以上のお客様に提供してきたWMSの中で、ただの1社たりとも全く同じWMSというものは存在しません。

ところが、一般的に販売されているWMSはパッケージ型のため、業種やその会社が置かれている事業環境、販売戦略などが一切考慮されていません。その結果、出来合いのWMSでは上手く対応できないその企業特有の物流課題や突発的なイレギュラー事象が発生した場合、その度に煩雑な作業手順を現場が行うなど人間がWMSの都合に合わせたオペレーションを実行することが要求されます。その結果、ダブりやムダな動きが出てしまい、倉庫管理に関するミスが多発してしまうことになります。さらに、物流現場に精通していないエンジニアが作っており、本当に現場の作業者が使いやすいWMSを提供できていないというのが実情です。

具体的なカスタマイズの事例
「子供服のアパレル企業の場合」

具体例を交えてお話したいと思います。
ここでは、弊社で取引のあるSPA(製造小売業)の子供服3社(以下A社,B社,C社とする)を用いてお話いたします。

A社は基本的に自社店舗で販売し、販売状況に応じて各店舗から倉庫に商品を戻し、自社サイトでネット販売をしています。
店舗からの返品は、商品タグやバーコードが取れた状態の商品が一定量発生することに加え、品番がバラバラの状態で段ボールに入って送られてきます。しかしながら、販売ロスを最小限にするため速やかにネット販売用にタグを付け替え、販売可能な状態に持っていく必要があることから、返品商品の棚入れにはかなりのスピード感が求められます。したがってWMSにおいても、返品から棚入れまでの生産性を特に意識したカスタマイズを実施しております。加えて、店舗ごとに返品の予定表と実際の返品の差異を計測し、情報としてすみやかに提出する必要があるため、返品作業を行うと自動作成されるような機能を搭載しております。

B社は自社店舗と卸先、ネットショップで販売しています。
B社では基幹システムの制約と特にECにおいて欠品を防ぎたいという販売戦略上、店舗販売とEC販売において、在庫区分をシステムで切り分けたうえで在庫の一元管理を実現しております。
また、新商品の初回の店舗振り分けについては、特にスピードが求められることから、通常のピッキング方法に加え、棚入れ前に商品をまとめ、正確に振り分けるトータルピックシステムを搭載しています。
また、一部の卸先については入金があるまで商品を発送しない運用を取っており、WMSの画面上では商品が確保された状態で運用できるようにしています。また、B社では新商品を未出荷商品と呼ぶなど、その企業特有の言葉の使い方をしていることから、WMS上の画面でもその言葉を踏襲することで可能な限り現場がストレスなく作業できるようにWMSをカスタマイズしております。
さらに、カセット(衣料品店の陳列場所)についても他のアパレル企業よりも非常に細かい単位(例えば季節だけでも9パターンに分類)で作成することが求められることから、WMSにそのような細かいセグメントで管理できるように設計しております。

最後にC社では、特徴的な運用の一つとして、福袋があります。
通常の福袋は、予め特定の品番で指定された状態で福袋を作成することが一般的です。
ところがC社では、直前までの販売状況を考慮し、福袋を作りたいというニーズがありました。そこで弊社にて、その瞬間に売れ残った商材の中で、品番とカラーを分散させ、かつサイズが統一されるような福袋が自動的に生成されるピッキングシステムを開発し、WMSに搭載いたしました。また、C社ではアリババやインアゴーラなど越境ECで精力的に販売を行っておりますが、販売先毎に異なる在庫区分で運用ができ、特定のモールでの欠品の際には在庫移動も柔軟にできるようにWMSをカスタマイズしております。

いかがでしょうか。これはほんの一例にすぎませんが、アパレルの中の子供服というジャンルに絞ってもこのように企業によって求められるWMSは全く異なるものになります。
上記の3社に共通していたことは、弊社のWMSを使用する前は、誤出荷、在庫差異、未出荷が止まらなかったということです。新商品の開発、仕入方法や販売方法、販路先など、事業戦略や企業の慣習にまで合わせて作業現場が使いやすいWMSへ徹底的にカスタマイズをすることでようやく出荷ミスや在庫差異を極限まで減らすことが出来るのです。

具体的なカスタマイズの事例
「ネットショップ運営企業の場合」

また、ネットショップに関するWMSについても求められる機能はその企業によって多種多様です。

あるお客様は返品交換の頻度が高く、毎日おびただしい量の返品が倉庫に到着します。しかも、タグやバーコードのシールが取れてしまっているものも少なくありません。特に困るのは返品の予定表がないため、予め準備することが困難であることです。したがって、それらを加味してスピーディに返品商品を入庫するためのカスタマイズが必要となります。
さらに、交換注文においては返品が倉庫に到着次第の出荷対応となることから、返品商品に関するリアルタイムの情報とその後の迅速な出荷対応が可能となるようにWMSをカスタマイズしております。

あるお客様は自社サイト、楽天、Yahoo!、アマゾン、ゾゾなど10を超えるモールに出店しています。販売ロスと欠品による店舗スコアの低下を防ぐため、徹底した在庫の一元管理が可能となるように受注管理ソフトとWMSの連携を最優先にしたカスタマイズを施しています。

別のお客様は購入頻度によってチラシやノベルティなどの同梱物を変更したいというニーズがあったため、購入回数によって予め設定していた同梱物が自動的にピックされるようなシステムに改修しています。

別のお客様では定期販売で使用していた受注管理システムを使用していたため、ネクストエンジンとの連携ができない状況でした。そこで提供したWMSを通すことでネクストエンジンへ出荷情報を流し込めるようにカスタマイズしております。

その他にも、膨大な種類の熨斗、ラッピングや名入れ作業などを100%間違えず実行するには、その企業毎にすべての使用パターンをマスタとしてシステムに登録し、デジタル管理を行うことで達成可能となるなどWMSを徹底的にカスタマイズするということはネットショップの売上を拡大させていくという意味でも非常に大切です。

さらに、出荷サイズや出荷地域の情報をWMSの中で持たせ、ヤマトや佐川といったパートナーである運送会社様の手間が少しでも減るようなかたちで倉庫運営を実行することで、賃金交渉も積極的に行っており、WMSのカスタマイズは運賃の削減という意味でもますます重要になってくると認識しています。

このようにネットショップという切り口に加え、運送全体を巻き込んだ物流戦略を描くうえでもWMSのカスタマイズは避けては通れないというころがお分かりいただけたかと思います。上記のカスタマイズが施されていないパッケージ型のWMSで作業をした場合、煩雑な手順やルールを人間が暗記するなどしてカバーする必要があるため、物流の品質は下がることになります。また、作業の複雑化に伴い属人化が進むことで引継ぎコストが嵩むなどの問題が発生いたします。

「SANTA(サンタ)」を導入すると、物流品質が上がり、
コストが大幅に削減される

システム会社にWMSのカスタマイズを依頼した場合、莫大なコストと時間が掛かります。その結果、完全オーダーメイドのカスタマイズを諦め、出荷精度や在庫精度といった物流品質が悪化してしまう企業様が散見されます。
さらに、現場での作業経験が圧倒的に不足しているシステム会社のエンジニアでは実務に耐えれるだけのWMSをカスタマイズすることが困難であることは前述の通りです。

「もっと安く、もっとスピーディーに現場が動くシステムを世の中に提供したい」
そんな社長の決断から二十数年の歳月と多額の資金を投じ、試行錯誤を重ね、改良を加え続けてようやく「サンタ」は完成いたしました。
この「サンタ」には、これまで多業種の企業様から依頼を受けた膨大な数のカスタマイズ事例が余すことなく標準機能として搭載されており、お客様の要望に合わせて完全オーダーメイドでのプラグインが実現可能となっております。

大きな魅力としてコストメリットが非常に大きいことが挙げられます。プログラムの設計から実装まで全てを内製化で行っているため、システム会社へ依頼する一般的な倉庫会社のカスタマイズ費用と比較した場合、低コストでの提供が可能となります。

また、「サンタ」を使用することで物流に関する複雑な業務ルールは全てシステム上でデジタル管理がなされ、全ての物流作業がシンプルかつ平易に標準化されます。その結果、作業者の熟練度に一切頼らない業務運営が可能になるため、雇用したばかりの新人パートスタッフであっても即戦力にすることが可能となります。端的に言うと今日採用したスタッフであっても熟練者と同等の品質を提供してくれる、いわばマクドナルドやコンビニのような運営が可能となるということです。したがって、社員ではなくアルバイトスタッフにすることで固定費を削減出来ることに加え、引継ぎコストや教育コストの削減も可能となるなどローコストオペレーションが実現可能となります。また、物流スタッフが特定の業務専属となることなくすべての業務を遂行するできるため、特定の業務で手待ち時間が発生した場合にも他の業務の応援に当たることで手待ち時間の圧縮になることに加え、繁忙期の応援なども可能になるなど業務量の波動についても柔軟に対応することが可能となります。

このように品質もさることながら、特にカスタマイズ費用の安さとその提供スピードにも絶対の自信があります。
今こそ、劇的に現場を変える本物のWMSに出会いましょう。