EC物流成功の参考に!
倉庫見学会でチェックするべきポイントを解説!

倉庫見学会は、物流のノウハウをプロから学べる物流セミナーの受講や、物流倉庫を実際に見学することができる、社会見学のようなイベントです。弊社でも月に1度のペースで倉庫見学会と物流セミナーを開催しており、2018年の開始から3年間で通算1,700名の方に参加頂いております。中には福岡、大分、愛媛などの県外からお越しになる方も居るほど、毎回盛り上がりを見せています。ご参加頂く皆様は、企業の物流担当者やEC運営者、小売業経営者などさまざまです。昨年からAmazonが開始した観光や買い物がオンラインで出来るサービス、バーチャルツアーのように、物流業界でもオンラインで倉庫見学会を開催する企業も増えてきました。ますます熱が高まっている倉庫見学ですが、今回はEC物流で成功するために、倉庫見学でチェックすべきポイントについて解説します。

倉庫見学の目的とは?

倉庫見学に来られるお客様は、倉庫選びや物流改善、また倉庫内で実践されている工夫を学ぶ為など、様々な目的を持ってお越しになります。業種業態によって目的は多種多様ですが、大きく分けると、EC物流の倉庫見学に参加する目的は以下の3つが挙げられます。

(1)物流改善に役立てる

まず、EC物流の倉庫を見学する最大の目的として、これから倉庫サービスを運営する事業者の方やEC事業者が、倉庫業務のフローや倉庫内設備、空間の使い方などを学ぶことが挙げられます。最新の設備や生産性の高い倉庫を見学することにより、自社の物流改善を行うきっかけとなります。人員不足による倉庫作業員のキャパシティーオーバーや意味を成さないダブルチェックなど、物流のムリ・ムダ・ムラの3Mは倉庫内の業務を非効率化し、コストの増加や倉庫内作業のスピードダウンを引き起こします。コストの低減と倉庫内の作業効率を高めるため、長期的な視点で物流改善を行うことが重要です。

(2)倉庫選びの参考にする

2つ目の目的は、業務を委託する倉庫選びの参考にすることです。EC事業者は倉庫を選ぶ際に、ホームページを確認したりインターネットで口コミを調べたり、訪問時に案内役だった営業マンの対応などで、どの会社のサービスを利用すべきかを最初に判断します。しかし蓋を開けると、しっかりとヒアリングをしてもらえないまま契約してしまい、後々追加で梱包費用やリバイバル作業代を請求されるなど、失敗するケースもあるため注意が必要です。EC物流の倉庫サービスを途中で切り替える理由として、発送までに時間がかかる、費用が高い、誤出荷や未出荷、在庫差異などが起こり、物流品質が低下している、などが挙げられます。複数の倉庫を見学することでそれぞれの違いを比較し、倉庫選択の失敗を防ぐことが可能になるでしょう。三協には100個を越えるヒアリング項目があり、さらにEC用のものと卸用のものの2パターンに分かれています。お客様の業種業態に合わせて、営業担当者が様々な仮説を立てながら丁寧にヒアリングします。後から予期せぬ追加費用が発生しないよう、お客様がまだ気づいていない課題や必要になるであろうサービスをご提案いたします。

(3)倉庫管理システム(WMS)導入の参考とする

倉庫見学会を実施している企業の中にはWMSシステムを活用し、とても効率の良い倉庫内作業を行っている企業も少なくありません。自社でWMSを導入する前に、導入済みの倉庫がどのようにシステムを活用しているのかを把握することで、具体的な導入後のイメージや対策、設備と人材の確保など、物流倉庫を運営するにあたって今後の参考にできるでしょう。ただし業種業態によって最適なシステムは異なる為、倉庫見学においてシステム管理されていた商材が自社の取り扱い商品と類似しているか、しっかりと見極める必要があります。

見学会でのチェックポイント

倉庫見学は基本的な倉庫作業を見学して回ることが出来るように組まれており、主要な業務工程を中心に事前に見学場所が取り決められていますが、特に注目して見学すべきポイントがいくつかあります。次の4つは特に注意を払うようにしましょう。

ピッキング業務

1.ピッキング作業

倉庫内の保管場所から注文のあった商品を取り出すのがピッキングです。ピッキングは物流業務の中でも商品を取り間違えたり、数量を間違えたり、ヒューマンエラーが起こりやすい項目となります。各倉庫でピッキングミスの発生を防ぐため、どのような工夫が行われているのか確認しましょう。弊社では倉庫内のレイアウトにこだわり、庫内が見渡しやすい棚の配置、ピッキングの際に効率的に動ける導線の確保など、独自の創意工夫を加えています。ピッキングリストには、「ロケーション」「品番」「数量」といった必要最低限の情報のみ記載し、ピッキングに不要な情報は徹底的に排除しています。最低限の情報のみ表示されているので、不要な情報を見て考えることや、ピッキングリスト内のどの情報を読み取れば良いのか悩む時間がなくなります。誰が見ても理解できるピッキングリストは属人化を防ぎ、作業効率を高めることが出来るのです。倉庫見学会にお越し頂ければ、実際のピッキングリストをご覧いただけます。
→ピッキング作業のコツはこちら

流通加工業務

2.流通加工

物流倉庫内で商品の流通加工を行っている現場を見学できることもあるでしょう。弊社の倉庫内では日々、多岐にわたる商材の加工作業が行われていますが、化粧品と輸入食品は特に流通加工頻度の高い商材と言えます。BtoBの卸を行っている化粧品会社様の商材は海外から届き、弊社倉庫内で検品、個別包装から値付け、バーコードシール貼り、詰め合わせまで行います。化粧品を扱う業者にとって必須である「化粧品製造業」の許可も取得しており、徹底した衛生管理の中で作業が遂行されています。2021年のbeautyworld JAPAN OSAKAに出展された弊社のお客様の商品は非常に人気で、店頭に商品を置くと直ぐに売り切れてしまうため、展示会の当日も弊社の倉庫では追加で加工作業を行っていました。加工作業が完了した物から随時展示会会場へ運ぶ特別チャーター便を用意し、一日のうちに何度も倉庫と展示会を往復した結果、昨年に比べて展示会での売り上げが二倍に伸びたそうです。三協ではお客様の販売機会を損失することが決して無いよう、丁寧でスピーディーな加工を心がけております。

キット業務:香水サンプル

3.梱包

一言で梱包と言うと、商品を箱詰めすることです。しかし、ただ段ボールに入れるだけでは中に入っている商品が外部からの衝撃で破損する可能性もあるため、気泡緩衝材や発泡スチロールなどの梱包資材を使用し、丁寧に梱包する必要があります。梱包に問題があると顧客からのクレームに繋がるため、特に気を付けたいポイントです。梱包の現場は、箱や商品スケールの決定、品質の維持、ヒューマンエラーの予防など、一見しただけではわからない工夫が随所で確認できます。弊社は丁寧な梱包はもちろんですが、一緒に封入するチラシやサンプルなどの同梱物の提案もさせて頂いています。当社での実例として、梱包する際にムエット紙に香水を吹きつけてから専用袋に入れ、それぞれの香り名を表記して包むというキット業務があります。事前にこの作業を行うと香りが消えてしまう為、必ず出荷間際に行うことが求められます。三協ではこのような手間のかかる作業でも制限はかけず、時間内出荷を実現させています。最近では楽天やAmazonでのレビューで梱包方法に言及するエンドユーザーも増えており、丁寧な梱包はEC事業において、ブランド価値を上げる有効な方法の一つと言っても過言ではありません。

4.デジタル管理

近年の倉庫では、WMSを筆頭にデジタル化が進んでいます。WMSはロケーション管理をベースに倉庫全体を管理し、ピッキングした商材や送り先でエラーがあれば警告して出荷ミスを防ぐという役割もあります。また、近年に社会的要請となっているトレーサビリティや物流トラッキングの実現のために、“生産部門や販売部門”と“物流部門”とのシステム連携は肝であり、WMSの導入は必須と言えるでしょう。特にEC物流では多品種小ロットの作業が増えるため、システム面でのチェックはより一層重要となります。弊社では、20年以上前からデジタル管理に取り組み、試行錯誤を繰り返して現在のシステムにたどり着きました。弊社は物流会社にしては珍しく、自社SEを抱えています。毎日現場に足を運び、作業者の声を聞き、実物を手に取っているからこそ、実際の現場で活きるシステムを構築することが可能となります。弊社の倉庫見学会では、アパレル、コスメ、雑貨、医薬品など多様な業種・業態の物流現場を回ります。「企業の特性によって具備している機能の違い」「検品ミスを機械的にゼロにする方法」「ピッキングの作業効率を高める方法」などぜひご自身の目でお確かめください。

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倉庫見学に参加して、失敗しない倉庫選びをしよう!

倉庫見学はEC物流を成功させるために一度は参加したいところです。この倉庫見学のチェックポイントを確認頂き、物流改善や倉庫選びに役立てて頂ければ幸いです。三協は月に1度、倉庫見学会&物流セミナーを開催しております。自社の利益を最優先するのではなく、物流のパートナーとしてお客様に寄り添い、入って頂くお客様に強くなって頂くお手伝いをしたい、そんな想いを持った弊社の倉庫へ是非一度お越しください。現状をお話いただければ、必ず解決策や改善策をご提案させて頂きます。

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