スティーブ・ジョブズが一本とられた?

こんにちは。
株式会社三協の生駒です。

今回は、三協が大事にする言葉についてのお話です。

メッセージを効果的に伝えるには?

アップルがWINDOWSに対抗してMacを世に出す際、
アップルのクリエイティブディレクターである
リー・クロウとジョブズが斬新なMacの魅力をテレビのCMで如何に効果的に伝えるかについて、白熱した議論を交わしていました。

ジョブズは30秒のCMでどうしても訴えたい5つの
特長を如何に盛り込むかを主張しますが、クロウは
反対です。

ジョブズが一向に引き下がらず、埒が明かないのに
業を煮やしたクロウのとった行動とは?

クロウはおもむろにメモ帖を何枚かちぎって
丸めだしました。
そして丸めた紙を1つずつジョブズめがけて
放り投げ出しました。

 1つ・・・
 2つ・・・
 3つ・・・
 4つ・・・
 そして・・5つ。

 5つともジョブズはキャッチしました。
 「スティーブ、これがいい広告だ。」
 ジョブズはクロウの真意が掴めず怪訝な顔で
 いました。

 クロウは紙を再び丸め、今度は5つ一遍に
 ジョブズめがけて放り投げたのです。

 ばらばらに放物線を描いた5つの紙を当然
 ジョブズは受け止めきれずそれらは床に
 あちらこちらに散らばりました。
 そしてクロウはおもむろにこう言ったのです。

「スティーブ、これが悪い広告だ。」

このエピソードは広告宣伝にまつわる話では
ありますが、メッセージを効果的に伝えようと
して、つい陥りがちな失敗を気付かせてくれる
逸話だと思います。

営業はもちろんの事、人を指導する際でも
人と人とが接するあらゆる局面に於いて
こちらが熱心に伝えているつもりでも、相手に
理解されなければ結局は伝わっていないという
事になりますよね。

三協が注意喚起で倉庫場内に掲げる標語はただ一つ。
「真っ直ぐにする」・・・・これただ一つです。
いくら良い言葉でもあれやこれや並べてしまうと
やがて風景になってしまう。

メッセージは簡潔に、かつ全ての基本となる意味を
込めて訴える。

誤出荷ゼロ、在庫差異ゼロを常に基本に立ち返り
実現してゆく所存です。

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記事の作成者

三協 営業部 シニアアドバイザー

生駒