人や機械を増やさずに生産性を20%向上
コスパ抜群の物流改善コンサルティングの全貌とは。
株式会社三協の物流改善コンサルティングサービスをご活用いただいている、テラオ株式会社の寺尾優美社長にお話を伺います。
「大規模な改革はハードルが高い」と感じていた同社が、なぜコンサルティングを導入し、どのような変化が起きたのか。現場のリアルな声をお届けします。
自転車パーツ等の「企画製造・卸」として創業80年。
―― はじめにテラオ様の事業について教えていただけますか?
自転車パーツの専門商社として、ホームセンターや自転車店への卸売と、一般消費者向けのEC通販、この2つを事業の柱としています。
大手メーカーが扱わないような細かな補修パーツまで網羅し、全国のネットワークに供給できるのが私たちの強みです。
―― もともとは物流業務をアウトソーシング(外部委託)されていたそうですね。
ええ、そうなんです。以前は、卸向けの在庫は自社倉庫に、EC向けの在庫は委託先の倉庫にと、在庫が2箇所に分かれてしまっていました。
そのため、片方で欠品が出ると、もう片方から商品を移動させる「横持ち」配送が発生します。このコストが無駄だなと。
委託先が「在庫を一元化しましょう」とか「出荷データを分析して横持ちを減らしましょう」といった提案をしてくれれば良かったのですが、残念ながらそういった動きはありませんでした。
「ただ荷物を預かって出すだけ」なら、自社ですべて管理したほうがコストも品質もコントロールできる。そう判断し、すべて自社物流に戻すことにしました。
致命傷はない。けれど「正解」がわからない不安
―― 自社物流に戻されて、何か大きなトラブルはありましたか?
いえ、実は誤出荷が多発するとか、出荷が間に合わないといった明確なトラブルはなかったんです。ただ、それが逆に悩みでもありました。
ずっと我流でやってきたので、
「今のやり方は本当に効率的なのか?」「もっと楽な方法があるのではないか?」という正解がわからない不安が常にありました。
そんな時、大掛かりなシステム導入ではなく、当社の現場を見て「レイアウト」や「作業動線」の答え合わせをしてくれるサービスはないかと探し始めました。
―― 実際に提案を受けてみて、いかがでしたか?
提案されたレイアウト図を見た瞬間、「これだ!これがやりたかったんだ!」と、目の前の霧が晴れたような感覚になりました。
自分たちだけではどうしても辿り着けなかったのですが、プロの提案を見た瞬間に「あ、これが探していた『最適解』だったんだ」と腑に落ちたんです。
「悪いところを直す」というよりは、バラバラだったパズルのピースを綺麗にはめてもらったような、そんなスッキリした感覚でしたね。
「成果が出なければ、即解約でいい」というプロの覚悟
―― 多くのコンサル会社がある中で、なぜ三協を選ばれたのですか?
一番の決め手は、「逃げ道を作らないスタンス」ですね。
「状況によります」「一概には言えません」といったリスクヘッジの言葉を一切使わず、私たちの現場を見て「ここを直せばこれだけ変わる」と具体的に断言してくれました。
さらに驚いたのが契約形態です。
「得るものがないと思ったら、いつ解約してもいいですよ」と。
普通、コンサル契約は1年縛りが多いですよね。それをしないということは、「結果を出し続ける」という強烈な自負がある証拠だと感じ、信頼することにしました。
―― なるほど。他には何か決め手がありましたか?
あとは、システムに対する知見ですかね。
今の時代、物流とシステムって切り離せないじゃないですか。
三協さんが他社と明らかに違うのは、「物流に特化したSE(システムエンジニア)」が専任担当でコミュニケーションが取れる点です。
たとえば、当社は基幹システムでアラジンオフィスを使用しているのですが、現場の運用を変える時は、「基幹システム側からどういう形式でデータを吐き出せばいいか」という話が日常茶飯事です。
普通のコンサルなら「それはシステム会社に聞いてください」となって止まってしまうところを、三協さんはその場ですぐに「こういうデータ連携でいきましょう」と答えをくれます。
システム改修が目的ではなく、「現場を効率的に回すためのシステム活用法」を即答してくれるので、返答のスピード感が段違いでした。
「17時終了」が「16時前」に。
―― コンサルティング開始から約1年。現場の景色は変わりましたか?
現場責任者からは「生産性が20%は向上している」と報告を受けています。
わかりやすい変化で言うと、これまでは17時までかかっていた出荷作業が、今は16時前には終わるんです。
以前は、夕方になると責任者が現場へ手伝いに行っていましたが、今は「そろそろ手伝うか」と行ってみると、もう作業が終わって片付けをしています(笑)。
―― 1時間の短縮は大きいですね。何か新しい設備を入れたのですか?
いえ、驚くべきことに、これらはすべて「今の人員、今の設備、今のシステム」のままで実現した成果です。
行ったのは、検品から梱包に至る作業スペース全体の“再構築”です。
メインとなる検品・梱包作業台の配置変更はもちろん、資材の置き場やスタッフの立ち位置まで緻密に計算し直していただきました。
その結果、商品棚への移動距離が最短になったのはもちろんですが、何より動線の渋滞が解消されました。
以前は、作業の合間に何かを取りに行ったり、次の工程へ移動しようとするたびに、通路でスタッフ同士が鉢合わせして立ち止まったり、人が通り過ぎるのを待つといった小さな詰まりがいちいち発生していたんです。
それがレイアウト変更によって綺麗になくなり、水が流れるように作業が進むようになりました。
たとえば、これまでボトルネックだった「送り状の後出し(梱包後の貼り付け)」作業も、動線が整理されたことで、驚くほどスムーズに流れるようになりました。
自分たちでは「これが限界」と思い込んでいましたが、今あるリソースのままでも、組み合わせと配置を正しく組み直すだけで、まだこれだけの“伸びしろ”があったのかと驚きました。
「現場を知らない外野は黙ってろ」 そんなベテラン職人が、
コンサル提案に「次はここを」と身を乗り出したワケ
―― 外部のコンサルが入ると、現場スタッフから「仕事を増やされるのでは」と拒否反応が出ることもありますが、いかがでしたか?
正直に言うと、最初は現場の中に「面白くない」と感じているスタッフもいたと思います。「今のやり方で回っているのに、なぜ外野にとやかく言われなきゃいけないんだ」と。
やはり、長年やってきた自分たちのやり方にプライドもありますから、最初は斜に構えて見ていた部分もあったと思います。
―― それが、どこで変わったのですか?
空気が一変したのは、やはり「目に見える結果」と「引き出しの多さ」を見せつけられた時ですね。
まず、「レイアウトを変えた初日から1時間早く作業が終わった」という事実。そしてもう一つ、彼らのプロとしての凄みを象徴する出来事がありました。
作業効率を上げるために、オリコンに伝票を挟むバインダーを付けたいという話になったんです。
でも、最初からバインダー機能が付いている専用品を買うと1個あたり数千円もかかってしまう。台数を考慮すると、軽く数十万円以上です。
「コストがかかるなら、作業はしづらくなるが断念するか…」と現場が諦めかけた時、三協のコンサルタントさんが即答したんです。
「ホームセンターで売ってる数百円のコの字アングルを買ってきて付ければ解決します」と。
―― なんと!専用品ではなく、ホームセンターの部材ですか。
そうなんです。現場からすれば、「コンサルなんてどうせ高いシステムや機材を売りつけてくるんだろう」と身構えていたわけです。
それが、我々の財布を痛めないように、ホームセンターで買える数百円の部材で解決策を持ってきた。
話だけ聞くと些細なことかもしれませんが、こういう現場目線の細かな知恵がポンポン出てくるんです。
こうしたことの積み重ねが、自然と現場の空気(見る目)を変えていきました。
「この人たちは机上の空論ではなく、本当に現場のことを分かっている」
「我々の味方なんだ」と。
圧倒的な知識と経験値を見せつけられて、気づけば反対する空気なんて消え去っていましたよ(笑)。
「プロの言うことを聞けば、楽になるしコストも浮く」と分かれば、あとは早いです。
今では現場の方から「次はここを相談したい」と前向きな意見が出る好循環が生まれています。
棚の隙間のうち、70%をもっと有効活用できる
―― 最後に、物流に課題を感じている企業へメッセージをお願いします。
「物流改善=ロボット導入やシステム刷新」と考えると、数千万円のお金がかかりますし、失敗できないプレッシャーも大きくなります。
でも、三協さんの物流改善コンサルティングは、今の人員、今の設備、今のシステムのままで始められます。
当社はすでに生産性が2割上がりましたが、次のフェーズでは、棚の詰め方を見直して保管スペースをさらに20%圧縮する予定です。
コンサルタントいわく、今の保管什器の使い方を見直すだけで「棚の隙間のうち、70%をもっと有効活用できる」とのことです。
新しいマテハン機器を入れるのではなく、今あるパレットや保管什器をうまく組み替えるだけで、保管効率が劇的に上がると聞いており、今からワクワクしています!
大きな投資をせず、知恵と工夫だけでこれだけの成果が出る。
「今のままでいいのか」と少しでも迷っているなら、まずはプロに「答え合わせ」をしてもらうことをお勧めします。大きな投資をせずに、今の延長線上でここまで変わる。
やらない理由が見つからないと思います。
